用務員が一番よくわかってる
病院を舞台にした番組はたくさんありますが、このジャンルで優れたものの一つは、疑いなくScrubs~恋のお騒がせ病棟でしょう。セット上に常に面白い用務員がいることで、撮影過程はもっと楽しくなったことでしょう。セット上に生まれつき笑いの才能を持つ役者を抱えることの利点は、その人の役が比較的小さい時でさえ、そのセリフに力を注がなくてよいことです。シーンを作るのは俳優であり、その逆ではないのです。
俳優のニール・フリンは、ザ・ミドル中流家族のフツーの幸せのマイク・ヘック役での方が有名ですが、彼はまたScrubs~恋のお騒がせ病棟の面白い用務員も見事に演じています。ニールは元より面白い人物のため、彼が病院の用務員の役を与えられた際、彼はそれを、今まで床にモップがけをした中で一番のキャラクターに仕上げたのです。素晴らしいところとして、彼がよく即興で演じたことが挙げられます。彼の台本の多くには単に、「ニールが言うことは何でもよし」とだけ書かれていました。いい手ですよ、脚本家のみなさん。